お知らせ

気がかりやストレスを包み込む

こんにちは。心理師の徳永と申します。

梅雨の時期を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

実は7月1日が「こころの日」に制定されているのをご存知でしょうか?この記念日には、心の病気や障がいに対する偏見をなくし、正しい理解を深めるとともに、誰もが自分自身の心の健康に目を向けるきっかけにしてほしいという願いから、毎年さまざまな啓発活動が行われています。(日本精神科看護協会パンフレットより)

この「こころの日」をきっかけに、ぜひ今のご自身のメンタルヘルスについて振り返ってみてください。

特に、今の時期は、長引く梅雨の影響で

「なんとなく体が重い」

「気分が晴れない」

といった心身の不調を抱えておられる方も多いのではないでしょうか。雨に伴う気圧の低下や日照不足は、私たちが自覚している以上に自律神経のバランスを揺さぶるからです。

このように心身が不安定な時期ほど、普段フタをできている過去の嫌な思い出や苦しい記憶、いわゆる「トラウマ」がふいに蘇り、心が圧倒されやすくなってしまいます。

普段のセルフケアやストレス対処法なども大切なリフレッシュになりますが、そうした「急に湧き上がる嫌な感情や記憶」に圧倒されないように、今回はイメージの中でできる「包み込み技法」という小さな心理学のコツをご紹介します。※ちょっとした気がかりや小さなストレスから始めてみてください。

やり方はとてもシンプルです。

①少し楽な姿勢をとり、自分に対して優しい気持ちを向けてみてください。自分に向けて「いつも頑張ってくれてありがとう」とねぎらいの言葉をかけてみてください。

②次に、あなたの気になっていることやストレスになっていることを探します。

③それを思い浮かべた時、どんな感じがして、身体のどこでそれを感じるでしょうか。

④それらを身体の外側にぽっと取り出すようにイメージしてください。

⑤出てきたらそれを肌触りの良い布で包んでみてください。

⑥次に、その包みを大切にしまっておける箱や容れ物を出して、包みをそっと置いて鍵をかけます。

⑦その箱を大事に保管しておける部屋を思い浮かべて、そっと箱を置いてください。その際、「しばらくそこにいてね」と声をかけてみましょう。

⑧置いたらしっかりとその部屋に鍵をかけて元いた場所に戻ってきてください。

⑨終わったら目を開け、部屋を見回して「目の前にあるもの」を三つ声に出してみましょう。(例:机、椅子、時計)

この重い気持ちは、今はここに預けておこう。今の私は安全な場所にいるから大丈夫」と、安全に保管しておくイメージです。

このようなスキルを練習することで、気がかりなことやストレスを一旦保留して、現実に対処することができるようになります。

まずはご自身の心と体に「いつもお疲れ様」と声をかけ、こうした小さなスキルで自分を労わってあげてくださいね。

(※フラッシュバックの症状が強く、イメージするのが難しい場合や、生活がお辛い時は、無理をせずご相談ください。)

当院では以上のような背景を考慮した診療を行っております。初診ご予約希望の方はまずは診療相談または予約サイトからお問い合わせください。