当院のコンセプト
心身の両面からアプローチし、
地域の豊かなメンタルヘルスを実現します。
私たちの使命は、地域に根ざした医療を通じて、皆様が「心身ともに健康に自分らしく活躍できる社会」を支えることです。
適切な治療プロセスを進めていくために、当院が大切にしている理念と、診療に際してのご理解いただきたい事項を列挙いたしますので是非参照ください。

「こころ」と「からだ」を統合的に捉える
精神科専門医と内科専門医、双方の知見を有する医師が、心身両面から安全・安心の医療を実践します。薬物療法を主軸に据えつつ、生活習慣の改善、専門的な心理カウンセリング、さらには最新の生成AI技術の活用まで、多角的な視点を導入しています。お一人お一人の状態や環境に合わせ、心身のバランス回復と総合的な健康の向上に協力いたします。
公的医療への責任と「真に価値ある医療」の提供
日本の保険診療は、その費用の約7割が公費(国民の税金や保険料)によって支えられております。私たちはこの事実を重く受け止め、目の前の患者様に対してはもちろん、その費用を負担している国や自治体、そして社会全体に対しても誠実な医療機関でありたいと考えております。
安易な寄り添いの否定 :医学的根拠のない過剰な検査や不必要な治療への誘導は行いません。また、本人の自立を妨げ、「回避」や「ひきこもり」をいたずらに助長するような安易な対応を慎みます。一時的な気休めではなく、現実にきちんと向き合うための回復を目指します。
納税者への責任:日々懸命に働き、保険料や税金を納めている社会で働く方が、病を乗り越えて再び健やかに活躍できるよう支援すること。それは、公費を預かり診療を行う当院の重要な責務であると考えております。
重点的な支援対象
働く人への支援: 精神疾患を抱えながら社会の中で奮闘されている方を、私たちは全力でサポートいたします。 当院ではオンライン診療や柔軟な予約システムを導入し、無理なく通院を継続できるよう多角的に支援し、心身の健康を守り、本来のパフォーマンスを発揮できるよう寄与してまいります。特にPMDD(月経前不快気分障害)に悩む働く女性への支援に注力しており、適切な診断と治療介入によって、心身の波に翻弄されず安定して活動できるよう支えます。また、会社員の方だけでなく、ご自宅で家事労働を中心に担う方のサポートも大切にしています。お一人おひとりのライフスタイルに合わせ、自分らしく生活や就労を継続するための最適な医療を提供いたします。
高校生に対する診療: 人生の早期に適切な介入と支援を行うことは、将来の社会生活におけるリスクを最小限に抑えるために極めて重要です。高校生という年代は、メンタルクリニックで診療を断られがちな「空白の年代」となっていますが、当院ではこの世代への支援を優先課題の一つとしています。専門性の高い心理士と緊密に連携しながら、豊富な臨床経験に基づき適切な診療を提供いたします。多感な時期特有の葛藤や困難に真摯に向き合い、本人が本来持っている力を発揮して、健やかな未来へ繋げられるよう尽力いたします。
外部機関との連携と専門的カウンセリング
産業医の視点: 院長は現役の産業医として、企業側の論理や復職プログラムに深く精通しております。そのため、単なる医学的見地にとどまらず、「会社組織の視点や社会の現実」を十分に踏まえたアドバイスが可能です。外部の就労支援事業所やリワーク施設、コーチングオフィスとも緊密に連携し、患者様の状態と職場の要求水準を照らし合わせながら、最適な復職や転職のタイミングを具体的に提示いたします。医学的な「治癒」と、社会的な「適応」の双方を視野に入れた、持続可能なキャリアの継続をサポートいたします。
多様な心理療法の提供: 認知行動療法をはじめ、多角的な視点からアプローチする様々な心理療法の提供が可能です。なかでも、現在の精神症状の根底に潜む「トラウマ」に焦点を当てた専門的な心理療法を重視しております。当院には多様な臨床経験と専門知識を持つ心理士が在籍しており、個々の患者様の状態に最適化されたケアを行います。また、選定療養制度を適切に活用することで、専門的なカウンセリングを継続しやすい価格で提供できる体制を整えております。
治癒・寛解を目指すための患者様との「相互協力」
当院では、清潔で落ち着いた「居心地のいい空間」を維持し、常に最新の知見を取り入れた診療レベルの向上に努めています。私たちが目指すのは、社会の中で自分らしく生きていくための「治癒・寛解」です。その目標を達成するためには、医療者と患者様による「共同作業」が不可欠となります。
治療において最も大切なのは、医師や心理士にすべてを委ねるのではなく、ご自身の人生と健康に主体的に関わろうとする「当事者意識」です。変化へのプロセスを共に歩む姿勢があってこそ、治療は真の効果を発揮します。自らと向き合い、変化を求めて共に歩む姿勢をお持ちの方を、私たちは全力でサポートいたします。治療をスムーズに進めるため、治療の大きな妨げとなる「回避」に関する記事(医師によるもの・心理士によるもの)も併せてお読みください。
なお、当院の診療体制を超える重篤な症状や特殊なケースにつきましては、医療安全の観点から、適切な専門機関への受診をお勧めするなど診療をお断りする場合がございます。患者様の安全を最優先に考えた判断となりますので、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。