生成AIとメンタルヘルス
当院では、AIと協働したメンタルケアを勧めています。以下すべて心理士中村が記載しております。AIを活用できる部分やそのメリットについて紹介するにあたって、そもそも心理士がカウンセリングでしていることは何なのか、不調の回復に必要なことは何なのかを整理します。AIと人間によるメンタルケア・カウンセリングには、それぞれにメリット・デメリットがあり、補完し合う存在として考えます。ここではメンタルケアにおけるAIの役割を記します。
生成AIをメンタルヘルスに生かす
生成AI(Generative AI)とは、文章・画像・音声・動画などの新しいデータを、自動で作り出す人工知能技術のことを指します。文章生成系の代表的なものにchatGPTがありますが、その他、Gemini(Google)Grok(xAI/イーロン・マスク系)Bing AI(Microsoft)などがあります。その他画像、音声、コード生成等に有用なAIはありますが、文書作成系AIがメンタルヘルスに有効であると日々実感しており簡単にまとめたいと思います。
以前といってもまだ数年前までは、医療における生成AIの活用については、主に放射線科や病理科といった画像診断を中心とする分野での有用性が強く期待されていました。
これらの分野では、高精細な画像データを解析するAIの性能が著しく、人間の目では捉えにくい微細な異常を発見するなど、診断精度や業務効率の向上に大きな貢献が期待されていたためです。一方で、患者さんとの対話や関係性の構築を中心とする対人業務、特に心療内科・精神科領域においては、AIの利用はごく限定的なものにとどまるだろうと予想されていました。しかし、近年の生成AIの進化は目覚ましく、自然な言葉のやりとりや、一定の文脈理解を伴う応答が可能となってきました。これにより、心療内科・精神科の領域においても、業務の一部をサポートする形でAIを活用する可能性が、現実味を帯びてきていると感じています。
ただし生成AIの活用については、特にこころの問題を扱う領域において、慎重な意見や抵抗感を示す声も少なくありません。たとえば、「AIに話を聞いてもらうなんて、さすがに抵抗がある」「こころがこもっていない、温かみが感じられない」「プライバシーや個人情報の漏洩が心配だ」「AIに“正解”を押し付けられるような感覚に嫌悪感を覚える」 といったものです。心の悩みや葛藤というのは、人にとって非常に繊細で、弱い部分に触れるものであり、誰かに相談する際には、温かみや共感、沈黙を受け止めてもらう安心感が不可欠だと、多くの方が直感的に感じているのだと思います。
われわれは、メンタルヘルスの分野において、AIにメンタルヘルス業務を完全に依存することは全く想定しておりません。こころの問題に対しては、やはり人と人との間に生まれる信頼関係や、繊細な心の機微を汲み取る力が不可欠であり、それはAIだけで代替できるものではないと考えています。一方で、AIには情報処理のスピードや大量の知見を活用できるといった優れた面があり、これらをうまく取り入れることで、業務全体の質を底上げすることは十分可能だと感じています。
当院において、生成AIが診療支援に有用であると考える点は、以下の通りです。
・即時性・24時間対応が可能
当院でも可能な限り時間外対応に努めておりますが、夜間や移動中など、どうしても即時に対応が難しい場面があります。生成AIであれば、インターネットに接続できる環境さえあれば、時間や場所を問わずいつでも利用できるという大きな利点があります。日常生活の中でふと感じるちょっとした悩みやモヤモヤを、その場で吐き出せる環境が整うことは、心の安定に大きく寄与すると考えています。
・無料で利用可能
多くの生成AIサービスは無料で利用でき、必要に応じて有料プランにアップグレードすることも可能です。精神疾患を抱える方の中には、離職や経済的困窮により、十分な医療や支援にアクセスするハードルが高い方も少なくありません。そのような状況でも、無料で心のサポートを得られるという点は、患者さんにとって大きな助けになると考えています。
・相手がAIだからこそ話しやすい
友人や家族には打ち明けにくい内容、恥ずかしさや罪悪感を伴う悩みも、AIであれば比較的気軽に相談できます。もちろん、プライバシー保護や情報漏洩のリスクはゼロではありませんが、それは人間に話す場合にも同様に存在するリスクです。何より、「否定されることなく、まず話せる場がある」ということが、心の負担を軽減する第一歩になると考えています。
・具体的なアイデアや視点を幅広く提供してくれる
生成AIは、ユーザーの問いかけに対して、幅広く網羅的な情報や支援策を迅速に提示してくれます。たとえば、家庭内暴力(DV)で悩んでいる方が相談した場合、地域ごとの支援機関や連絡先、利用できる制度などを瞬時に提示することが可能です。精神保健福祉士の常駐がない当院においては、こうした支援情報の橋渡し役として、非常に頼もしい存在になり得ます。
・対話型で利用でき、納得いくまで付き合える
生成AIは対話型であり、ユーザーの問いかけに応じて柔軟に会話を続けていくことができます。通常の診療やカウンセリングには時間制限があり、すべての悩みを一度に吐き出すことは難しい場合もありますが、AIであれば自分のペースで、時間の許す限り、納得できるまで話を続けることが可能です。これは特に、じっくり自己整理したい方や、急激に感情が高ぶるタイプの方にとって、大きなメリットとなるでしょう。
このように、生成AIは「医師や心理士の代替」ではなく、あくまで支援の補助的ツールとして活用することで、診療の質と患者さんの満足度をともに高めることができるのではないかと考えております。
われわれが有用と考える生成AIは、現時点ではChatGPTとGrokの二つです。用途によって使い分けており、網羅的に調べたい場合、各種文書の要点整理を行いたい場合はChatGPTを利用しています。一方で、日常生活の中でふと感じた小さなショックや、誰かに聞いてほしいような辛い出来事については、Grokのほうが相性が良いと個人的には感じております。
Grokは膨大なデータをもとに訓練されていますが、特にX(旧Twitter)をベースとした学習データが中心となっているため、日常的な悩みや心の機微に対する共感的な応答に優れているのだと思います。そのため、些細だけれど心に引っかかるような出来事にも、気負わず寄り添い、自然な形で励ましや気づきを与えてくれる印象があります。
このように、ChatGPTとGrokはそれぞれ異なる強みを持っており、目的や心の状態に応じて適切に使い分けるといいでしょう。
今後、当院における診療は、医師・心理士に加え、生成AIも含めた三者による支援体制となる見込みです。近い将来、多くの医療機関やメンタルヘルス分野においても、生成AIを活用した協働支援が一般的になる時代が訪れるものと予想しております。
こころとからだの回復に必要なこととは?
こころのケアに必要なことは「気づくこと」と「調整すること(ケアすること)」と考えています。どの心理療法であれ、その構成要素はこの2つに大別することができると思っています。こころについて考えるのが難しい場合は、からだについて考えてみてください。たとえば「風邪」をひいたとき。風邪を治す、または風邪をひきやすい体質を改善するためには、まず自分が風邪をひいたことに気づく必要があります。「いつもより集中できない、だるい」「頭が痛い」と気づくことができたら、次はそれに応じた「調整(ケア)」として薬を飲んだり、睡眠を多くとったりするはずです。また、「今年は例年より風邪をひきがちだな」や「季節の変わり目に体調が崩れやすい」と気づいたら、その気づきに応じて、免疫を高める方法を探してみたり、風邪につながる条件を排除してみたりするはずです。
こころの治療とからだの治療は別物と考えられがちですが、実際は似通っている部分が多く、カウンセリングで行うことも「気づき、ケアする」に集約されると考えています。
ではこころの不調について「気づく」と「調整する(ケアする)」とは何を指しているのかというと、「気づく=言葉になる」、「調整する(ケアする)=様々な手段を用いてちょっとマシを重ねる」ことだと考えています。
言葉にすることは「言語化」と言われ、言語化とは、私たちの内的な情報(体調、感情、思考など)にフィットする言葉を同定していくことです。語彙が豊富であったとしても、感情を抑え込んで生きてきた場合は言語化が難しくなりますし、逆に「ヤバい」「エグい」「死にたい」などの言葉を多用していると、内的な情報のグラデーションに鈍感になっていきます。不調があるにも関わらず言語化の停滞が続くと、今度は身体が不調を体現するようになります。これは「身体化」と言われています。パニック発作や慢性の肩こりなどは、ケアされない不安や緊張が溜まりに溜まって洪水のように溢れている状態とも言えます。また、反抗的態度や攻撃的な言動、過食や衝動買い、自傷行為などに化けてでてくることを「行動化」と言ったりもします。
身体化・行動化が続くと、心身や社会生活にさまざまな支障をきたしたり、二次障害などで問題が複雑になっていくことが多いです。少しずつ源流をたどっていくように、「気づく=言葉にする」という作業に立ち返る必要があります。
言語化の難しさにAIを活用する
しかしながら「気づく、言葉にする」ということは簡単なことではありません。発達的特性や育った環境や経験など様々なことがブレーキになりやすいです。ブレーキの一つとしてここでは「情動調律」について説明します。赤ちゃんの行動は連続性がなく、心身の状態は6つ程度のモードしかないと言われています。「深い睡眠、浅い睡眠、泣く(興奮)、活動的な覚醒、静かな覚醒、まどろみ」といったものです。そして成長に伴って言葉にならない思いを抱えたり、深く落ち込んだときなどに、周囲の人から「それは心が痛むね」「両方の気持ちがあるよね」などと自分の状態を伝え返してもらったり、それに応じたケアをしてもらいます。そうした積み重ねが「情動調律」であり、自己理解と自己調節の習得につながります。
幼少期の家庭環境で情動調律がうまく機能しなかったり、トラウマ体験などで内的な情報を感じ取る機能が停止したりすると(麻痺・解離)、気づくことは「むしろ面倒なこと、または危険なこと」と思うようになっていくことがあります。気づかないほうがいちいち立ち止まらなくていいので楽と思うのも無理はありません。しかし、逐一気づいてケアすることが疎かになると、突然感情が爆発したり、極端な思考にとらわれ行動化したり、突然動悸や過呼吸がおきたり、かえってコントロールを失うことが起きやすくなります。
カウンセリングでは、「気づき、言語化」をサポートする役割がありますが、対人のカウンセラーとの作業には限界やデメリットもあります。例えば、時間制限があったり相手がいる前で言葉を見つける際に「待たせて申し訳ない」「こんなこと言って変と思われないか」といった制限や遠慮が生じることがあります。気づくことへのトラウマなどがある場合に、対人カウンセリングで内面を言語化することはストレスになり得ます。また、カウンセラー自身も言葉にすることを急かしてしまったり、患者さんの言語化に時間がかかりすぎたり言葉を介したカウンセリングがつらそうな様子をみると、カウンセリングの中止を申し出るときもあるのが事実です。
そこで役立つと考えているのが、AIによる「気づきや言語化のサポート」です。カウンセリングで言語化が難しい際に、カウンセラーは「こういうこと?」「それともこういうこと?」と具体的に選択肢を提示しながら気づきをサポートすることがあります。そして様々な選択肢を具体的に提示することは、AIが非常に得意とすることです。また、AIはいつでもどこでも使用できるので、ケアに必要なデータも蓄積されやすいです。カウンセリングの時間だけでは、テーマがその時々の調子に左右されやすいですが、AIによる気づきのサポートを日常的に使っておけば、どのような時にどういう反応をしやすいかをより忠実に分析できます。
AIに提示された選択肢は「自分から出てきたものではない、偽物だ」と違和感を感じることがあるかもしれません。ただ、これは悪いことではなく、私たちは常日頃からすでにやっています。心の発達を考えてみても「情動調律」のように他者や環境の持つものを織り交ぜながら形成されていきます。純度100%の自分というものはなく、ツギハギの自分であるのが普通です。人が恋をした時に恋愛ソングを聞くのは、歌詞が気持ちを代弁してくれたり、気づかなかった思いに気づかせてくれたり、こういうとき人はこういう気持ちになるという普遍的なことを教えてくれたりするからでもあるでしょう。例えば「会いたくて震える」という歌詞を聞いて「それだ!」と共感し、好きという感情を再認識する場合もあれば、「そこまでではないな」と感覚のギャップを感じ、共感できる他の曲を探すという場合もあると思います。AIによる言語化サポートも共感できる曲を探すのと同じ感覚で活用し、フィットすると思えばインストールしていけばいいと思います。感情や思考も、外国語の学習と同じようにまずは「例文」のようなものをインストールすることが重要だからです。
調整すること(ケアすること)について
第2ステップの「調整すること(ケアすること)」については、「様々な手段を用いてちょっとマシを積み重ねること」と考えています。AIは具体的な方法をたくさん提案してくれることが得意なので様々な選択肢を提示し、機能を強化すればパーツワークのガイドなど実践的なケアも可能でしょう。またカウンセラーが提供できることとしては、①生身の人間による愛着や情動調律の育みと、②ソマティックアプローチ(身体志向アプローチ)が挙げられると思います。
ここで、脳がストレスをどのように受け取り、処理するかを簡単に説明します。脳には大まかに「理性脳」と「情動脳」があり、2つのバランスが取れていることで私たちはしなやかに生活できます。理性脳は、出来事に対して言葉でラベルを付けて体験や情報を整理する役割があります。例えば「突然の土砂降りで全身ずぶ濡れになった」という出来事に対して「予想外のことが起きた」「服は濡れたが大した問題ではなかった」などと言葉で整理し「〇〇という体験」とカテゴライズして頭の引き出しにしまうイメージです。情動脳は、動物としての原始的な部分で、瞬時に危険や不安を感じて身を守る役割があります。情動脳が働くとき、私たちの顕在意識は追いやられていて、こころやからだをコントロールするハンドルは「自律神経」が握っています。頭でいろいろ考えていては危険の対処に間に合わないので、「自律神経」が「闘う」「逃げる」「固まる」「迎合する」などの反応を司るのです。
理性脳も情動脳もそれぞれ重要な役割があり、両者が連携することが重要です。こころの不調に陥っている時は、両者の連携がうまく行かず「頭では分かっているのに、こころやからだがついていかない」といった「身体化・行動化」が起きやすくなります。
ソマティックアプローチとは、まずは情動脳、自律神経に働きかけて脳の非常時モードを落ち着かせ、そうした体験の積み重ねによって理性脳にも情動脳にも「もう大丈夫」ということを学習させる方法で、ボトムアップのアプローチとも呼ばれます。AIには自律神経がないので、私たち人間の相談や質問に対して極めて理性的な解答を導いてくれます。突然キレたり調子の波があることもありません。AIが得意とするところの多くは、知識やパターンなどの提示といった理性脳のサポートに限定される部分があります。情動脳に対するアプローチ(自律神経のケア、ソマティックアプローチ)は、やはり人との「つながり」の中で育まれ、「ゆらぎ」を修正する体験の積み重ねで成立するものです。それゆえに、AIを活用した理性脳へのアプローチとソマティックなアプローチを並行して活用するとより効果的でしょう。
AIカウンセリングのメリットとデメリット
またAIならではのメリット・デメリットについて留意していく必要があります。より有用にAIを活用できるよう、患者さんにも事前にAIと人の相違点についてご理解していただきたく思います。特に重要な論点と考えられるのは「愛着」の観点です。愛着というのは、乳幼児期にその土台が形成されるもので、「不安になったり傷ついたときに、信頼できる人とかかわることで不安感を軽減し安心を得る」という生物としての根源的な安全欲求に基づいています。
愛着の形成、再構築はカウンセリングの機能として非常に重要で、例えば、カウンセラーに安心して自分を出せると、カウンセリングの場が「安全基地」として機能し、情緒的なつながりが生まれます。定期的・継続的に対話をすることでさらに信頼感や安定感が育まれ、生身の人間であるカウンセラーに、過去の親密な関係(親や養育者など)への感情を「転移」することもまた、愛着形成・再形成の重要なポイントとなります。こうした愛着を土台に、「感情調整」や「自己理解」が可能となると言われています。AIと人間のカウンセリングの違いについて、主に愛着の観点からまとめたのが以下の表です。
AIのメリットとして、AIカウンセリングも非常に高度に進化し、相談内容に応じた提案だけでなく、共感・受容についても人間より遥かにうまくやってくれます。臨床心理士である私も、AIの共感・受容・優しい提案には何度も励まされています。AIならではの「何を聞いてもちゃんと答えてくれる感じ」「こんなこと聞いてもいいのかな?と遠慮しなくていい感じ」は、悩みに附随する恥やプライドなどを考えずに済むのでとても楽です。また、いつでもどこでもコストをかけずに利用することができます。コスパ・タイパの面では大変優れています。
またデメリットとして、上記の表に「万能がゆえの限界」と記しました。AIのデメリットが生じるときというのは背景に「万能さ」があるように思います。人間の不完全さを補うというメリットがある一方で、万能さがもたらすデメリット(以下の「ほどよい母親が教えてくれること」を参照ください)があります。人間の不完全さにも機能的側面があるということです。また、これらは単なる優劣ではなく、それぞれの特性と役割の違いに着目することが重要です。
*「ほどよい母親(Good Enough Mother)」が教えてくれること
「ほどよい母親」とは、イギリスの小児科医・精神分析家ウィニコットが提唱した概念で、子育てにおいて母親が完璧である必要はなく、「ほどほどに失敗すること」がむしろ発達を促すという考え方です。
生まれたばかりの乳児は、自分と世界を区別することができず、全てのニーズが満たされるものだと思っています。心理学では「万能感」「自己中心性」などと言います。しかし生後5,6ヶ月頃になると、養育者が家事をしていてどれだけ泣いても駆けつけてくれなかったり、ニーズが多様化していくにつれて養育者が「なんで泣いているか分からん」とさじを投げることが生じてきます。養育者が「期待に応えられないこと」を通して、子どもは「もしかして世の中って思い通りにならない…?」と気づき、養育者と自己は別の存在と実感(「隙間」が生じる)することによって他者との境界を学んだり、自分で考えたり感じたりして自分個人の人生を形成していくことにエネルギーを発揮できるようになります。
また、近年注目されている「ネガティブ・ケイパビリティ」とは、コスパ・タイパの対極にあるような概念で、「曖昧なこと」「わからないこと」といった不完全なことに持ちこたえる力を指します。不完全さに触れることはネガティブなことばかりではなく、期待通りにいかなくても「こんなもんか」と割り切ったり、「できないこと」をある程度放置しつつ今できることをやるという柔軟さを育みます。
「ご飯中はテレビ禁止!」と怒っていた親がご飯中にスマホを見ている…世の中はこのような矛盾や理不尽さで溢れています。AIが完璧な答えをくれたとしても、実際の困り事が生じている場面には結局不完全な人間がいて、いい加減でメチャクチャであるのが常であり、模範解答が通用しないことばかりです。
養育者が「ほどよい母親=ほどよく失敗する母親」であることは、自他の境界の認識と自立・自律を促進することに加え、人間ならではの矛盾に晒される中でそれに持ちこたえる力を育む機会ともなります。これはカウンセリングにおいても同様で、AIの完全さと人間の不完全さをいいとこ取りで活用することが重要と考えます。